リオンディーズ産駒の特徴と傾向!得意の距離やコース、馬場状態、血統

2013年、安平町で生まれ、現役時は2戦目でG1朝日杯フューチュリティステークスを制しました。
種牡馬としては、サウジダービーを制したピンクカメハメハや、Jpn2兵庫チャンピオンシップを制したリプレーザなどを輩出しています。
今回は、そんなリオンディーズの現役時代、及び種牡馬としての情報をまとめていきたいと思います。

リオンディーズの基本情報

特徴

2018年度産が初年度産駒となります。現役時は5戦すべて芝を走り、1600~2000mで活躍しました。シーザリオの仔らしく、レースでの気性が激しい馬でした。

血統情報

父キングカメハメハ、母シーザリオ、その父スペシャルウィークという血統構成です。
父キングカメハメハの現役時はNHKマイルカップ、日本ダービーを勝利するという変則2冠を達成。産駒は芝ダート問わず活躍馬を出しています。
母シーザリオの現役時は、日米オークス制覇を果たす活躍をし、母としてもサートゥルナーリアやリオンディーズといったG1馬を輩出しました。

★リオンディーズ血統表★

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス Last Tycoon
Pilot Bird
シーザリオ スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
キロフプリミエール Sadler’s Wells
Querida

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競走成績

5戦2勝

2015年11月、京都芝2000mの新馬戦でデビューし、中団やや前目のポジションから差し切りを決め、デビュー戦を勝利で飾りました。
中3週で挑んだ舞台はG1朝日杯フューチュリティステークスで、2番人気に支持されると、後方からの追い込みを決め、デビューから29日目でのG1初制覇を飾りました。
3歳となり、初戦に選んだのはG2弥生賞でしたが、先行して押し切りを計ったものの、後方からマカヒキに差され、2着に敗れました。
続く、G1皐月賞では、前残りの馬場の中、外枠から若干引っかかりながら2番手につけ、3コーナーで先頭に立ち、押し切りを狙いましたが、直線で他馬を妨害したこともあり、5着降着でした。
そして、G1日本ダービーでは、後方からのレースを選択するも、折り合いを欠き、直線は上がり最速の脚を使うも、5着に敗れ、春シーズンを終えました。
秋はG2神戸新聞杯から出走する予定でしたが、調整段階で屈腱炎を発症し、3歳シーズンを終えることとなり、精密検査の結果、前浅屈腱繋部の不全断裂も確認され、そのまま引退、種牡馬入りしました。

主な重賞勝利

主なG1:
朝日杯フューチュリティステークス(2015年)

代表産駒

ピンクカメハメハ(サウジダービー)
リプレーザ(Jpn2兵庫チャンピオンシップ)
アナザーリリック(リステッド競走アネモネステークス)

リオンディーズ産駒馬の特徴

特徴

リオンディーズの現役時はすべて芝でのものでしたが、キングマンボ系種牡馬ということもあり、産駒は芝ダート問わず走っています。
ダートでの重賞勝ち馬が出ていますが、全体的な率としては、芝の方が成績の良い種牡馬といえそうです。

◆通算成績

通算成績 勝率 連対率 複勝率
42-46-41-325/454 9.3% 19.4% 28.4%
ダート 22-27-23-230/302 7.3% 16.2% 23.8%

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◆コース・距離別成績【芝コース】(~2021.10)

開催場、距離

世代数が少ないので、目立ったコースの特徴は出にくいですが、東京1800mは複勝率が5割を超え、回収値も高いので、おすすめコースといえます。
また、同じ東京では、1400mも好相性といえ、回収値も考えると、狙いやすいコースといえそうです。
他では、函館1200m、新潟外回り1600m、中京1400m、阪神外回り1600mも好相性のコースといえます。
全体的には、直線が長めのコースとの相性が良いといえるでしょう。

◎勝率上位の10コース

開催場、距離 着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
東京・芝1800 3-2-2-5/12 25.0% 41.7% 58.3% 438% 186%
函館・芝1200 3-1-3-9/16 18.8% 25.0% 43.8% 141% 128%
東京・芝1400 3-2-2-14/21 14.3% 23.8% 33.3% 106% 67%
阪神・芝1800外 3-4-2-13/22 13.6% 31.8% 40.9% 34% 75%
新潟・芝1600外 2-1-4-12/19 10.5% 15.8% 36.8% 114% 83%
阪神・芝2000 1-1-0-8/10 10.0% 20.0% 20.0% 59% 42%
中京・芝1400 1-1-2-8/12 8.3% 16.7% 33.3% 187% 122%
中山・芝1600 2-7-2-15/26 7.7% 34.6% 42.3% 35% 89%
中山・芝1200 1-1-1-10/13 7.7% 15.4% 23.1% 22% 70%
阪神・芝1600外 2-2-4-19/27 7.4% 14.8% 29.6% 431% 130%

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距離

短距離から中長距離まで、様々な距離に対応する種牡馬といえます。
その中でも、回収値も考えると、1200~1800mで適性が高い産駒が生まれている傾向にあるといえます。
中でも、1800mの成績がかなり優秀で、回収値も高いことを考えると、1800mでべた買いの種牡馬といえます。
1200~1600mならどの距離でも良さそうですが、こと1800mは素晴らしく、「リオンディーズは1800mで買い」といえるでしょう。

距離 着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1000m 0-0-1-1/2 0% 0% 50.0% 0% 65%
1200m 9-9-11-70/99 9.1% 18.2% 29.3% 68% 78%
1400m 5-8-5-41/59 8.5% 22.0% 30.5% 81% 84%
1600m 8-13-14-92/127 6.3% 16.5% 27.6% 130% 77%
1800m 12-10-6-52/80 15.0% 27.5% 35.0% 111% 109%
2000m 4-3-4-49/60 6.7% 11.7% 18.3% 31% 36%
2200m 1-1-0-12/14 7.1% 14.3% 14.3% 30% 23%
2400m 2-0-0-2/4 50.0% 50.0% 50.0% 587% 75%
2500m~ 0-1-0-2/3 0% 33.3% 33.3% 0% 56%

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◆コース・距離別成績【ダートコース】(~2021.10)

開催場、距離

芝と同様、世代数が少ないので、そこまで極端な傾向は出ていないといえます。
ただ、中京1400mや東京1400mは、率や回収値がともに高く、おすすめのコースといえそうです。
阪神1800mは、率はまずまず高いものの、回収値が低く、それほどおいしいコースとは言えません。
函館1700m、中山1800mは、単勝回収値は高いものの、複勝回収値は高いとは言えません。
この2コースは単勝のみで狙うのが良さそうです。

◎勝率上位の10コース

開催場、距離 着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
中京・ダ1400 2-1-1-9/13 15.4% 23.1% 30.8% 101% 161%
阪神・ダ1800 2-1-2-12/17 11.8% 17.6% 29.4% 42% 36%
東京・ダ1400 2-3-3-11/19 10.5% 26.3% 42.1% 216% 145%
函館・ダ1700 1-1-0-8/10 10.0% 20.0% 20.0% 209% 62%
阪神・ダ1400 2-2-0-17/21 9.5% 19.0% 19.0% 24% 29%
東京・ダ1600 2-1-1-18/22 9.1% 13.6% 18.2% 45% 31%
新潟・ダ1800 2-2-2-20/26 7.7% 15.4% 23.1% 27% 61%
中山・ダ1800 2-1-0-23/26 7.7% 11.5% 11.5% 184% 38%
中山・ダ1200 1-2-1-10/14 7.1% 21.4% 28.6% 11% 43%
新潟・ダ1200 1-3-0-11/15 6.7% 26.7% 26.7% 18% 56%

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距離

1800mでの出走が一番多いですが、そこまで率が高いわけではなく、回収値も高くはありません。
であれば、1800mと同じ勝ち数の1400mの方が、率も高ければ、回収値も高く、ダートの中ではどの距離でもおすすめといえます。
また、1000mは、出走頭数は少ないものの、複勝回収値は高いので、2、3着でおすすめといえます。
ただ、1200mになると、勝率がかなり低く、回収値もかなり低いので、おすすめとは言えません。
1600m以上はまずまずといえますが、狙うのは1400mに絞ると良いでしょう。

距離 着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1000m 1-1-3-4/9 11.1% 22.2% 55.6% 33% 110%
1200m 2-7-3-39/51 3.9% 17.6% 23.5% 8% 43%
1400m 6-6-5-40/57 10.5% 21.1% 29.8% 104% 99%
1600m 2-1-1-18/22 9.1% 13.6% 18.2% 45% 31%
1700m 3-2-4-35/44 6.8% 11.4% 20.5% 57% 42%
1800m 6-8-5-85/104 5.8% 13.5% 18.3% 59% 46%
1900m 1-0-0-3/4 25.0% 25.0% 25.0% 105% 75%
2000m~ 1-1-1-4/7 14.3% 28.6% 42.9% 40% 62%

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◆枠番傾向(~2021.10)

全体

3枠と4枠の成績が、全体では優秀であるといえます。
極端な枠は、率は悪くないですが、回収値は低いので、妙味がないといえるでしょう。

枠番 着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1枠 7-11-6-66/90 7.8% 20.0% 26.7% 32% 57%
2枠 6-5-3-56/70 8.6% 15.7% 20.0% 49% 38%
3枠 10-19-8-67/104 9.6% 27.9% 35.6% 168% 100%
4枠 12-5-8-75/100 12.0% 17.0% 25.0% 102% 64%
5枠 6-6-10-66/88 6.8% 13.6% 25.0% 54% 65%
6枠 8-9-6-84/107 7.5% 15.9% 21.5% 91% 63%
7枠 8-10-11-72/101 7.9% 17.8% 28.7% 75% 88%
8枠 7-8-12-71/98 7.1% 15.3% 27.6% 39% 59%

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芝コース

4枠の勝率が高いですが、回収値も考えれば、3枠や6枠も悪くないでしょう。

枠番 着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1枠 4-8-3-42/57 7.0% 21.1% 26.3% 34% 60%
2枠 4-3-2-29/38 10.5% 18.4% 23.7% 67% 48%
3枠 6-9-5-40/60 10.0% 25.0% 33.3% 225% 87%
4枠 9-5-4-45/63 14.3% 22.2% 28.6% 86% 73%
5枠 4-4-9-39/56 7.1% 14.3% 30.4% 43% 86%
6枠 6-6-3-40/55 10.9% 21.8% 27.3% 160% 76%
7枠 6-6-8-45/65 9.2% 18.5% 30.8% 82% 106%
8枠 3-5-7-45/60 5.0% 13.3% 25.0% 47% 63%

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ダートコース

3枠と4枠で回収値や率が高く、おすすめといえます。

枠番 着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1枠 3-3-3-24/33 9.1% 18.2% 27.3% 28% 51%
2枠 2-2-1-27/32 6.3% 12.5% 15.6% 27% 27%
3枠 4-10-3-27/44 9.1% 31.8% 38.6% 91% 119%
4枠 3-0-4-30/37 8.1% 8.1% 18.9% 130% 49%
5枠 2-2-1-27/32 6.3% 12.5% 15.6% 72% 30%
6枠 2-3-3-43/51 3.9% 9.8% 15.7% 18% 50%
7枠 2-4-3-27/36 5.6% 16.7% 25.0% 62% 55%
8枠 4-3-5-25/37 10.8% 18.9% 32.4% 27% 54%

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◆馬場適性(良、稍重、重、不良)(~2021.10)

芝コース

圧倒的に良馬場での出走頭数が多いので、他の馬場での成績があまり参考になりにくいといえます。
ただ、良馬場はさることながら、重馬場も成績が良く、回収値も高いので、良馬場か重馬場で狙えるといえるでしょう。

馬場状態 着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝・ 良 35-39-32-245/351 10.0% 21.1% 30.2% 107% 80%
芝・稍重 2-5-5-52/64 3.1% 10.9% 18.8% 16% 43%
芝・ 重 4-2-3-18/27 14.8% 22.2% 33.3% 130% 124%
芝・不良 1-0-1-10/12 8.3% 8.3% 16.7% 65% 40%

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ダートコース

ダートに関しては、馬場状態で妙味のある条件はないといえます。
ただ、重、不良馬場での勝率が低く、回収値も低いので、勝ち切りの期待がしにくいといえるでしょう。

馬場状態 着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ダ・ 良 15-14-16-155/200 7.5% 14.5% 22.5% 64% 53%
ダ・稍重 5-5-3-36/49 10.2% 20.4% 26.5% 70% 58%
ダ・ 重 1-4-1-17/23 4.3% 21.7% 26.1% 24% 74%
ダ・不良 1-4-3-22/30 3.3% 16.7% 26.7% 4% 67%

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◆血統相性(~2021.10)

サンデーサイレンスが入っている血統ですが、母方の3代前にあるので、サンデーサイレンス系との種付けができる種牡馬といえます。
中でも、母父マンハッタンカフェとの相性が良く、勝率が抜けて高いので、母父マンハッタンカフェの産駒を見つけたときは、積極的に狙うと良いでしょう。
サンデーサイレンス系だと、他にはゼンノロブロイやアグネスタキオンで妙味があるといえます。
他では、クロフネが主となるデピュティミニスター系や、ダンチヒ系、デインヒル系というような、ノーザンダンサーの血がある種牡馬との相性も良いといえます。

母父馬系統 着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
マンハッタンカフェ 10-4-5-27/46 21.7% 30.4% 41.3% 143% 88%
クロフネ 5-6-5-44/60 8.3% 18.3% 26.7% 108% 90%
サクラバクシンオー 5-4-3-35/47 10.6% 19.1% 25.5% 50% 52%
シンボリクリスエス 4-3-5-20/32 12.5% 21.9% 37.5% 47% 64%
ハーツクライ 3-2-2-11/18 16.7% 27.8% 38.9% 54% 76%
Smart Strike 3-2-2-12/19 15.8% 26.3% 36.8% 53% 52%
ゼンノロブロイ 3-1-0-15/19 15.8% 21.1% 21.1% 162% 71%
アグネスタキオン 2-7-6-45/60 3.3% 15.0% 25.0% 194% 85%
ディープインパクト 2-7-4-24/37 5.4% 24.3% 35.1% 15% 58%
フジキセキ 2-3-4-16/25 8.0% 20.0% 36.0% 33% 61%

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◆新馬戦の成績(~2021.10)

圧倒的に芝でデビューする馬が多く、芝では勝率が少し物足りないものの、単勝回収値、複勝回収値ともに高いので、芝の新馬戦から狙える種牡馬といえます。
ダートは、勝率が高いものの、他の率は、勝率に比べれば低調で、複勝回収値も低いものとなっています。
ダートに関しては、勝ち切りのみで狙ってみると良いでしょう。

芝コース
着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
10-13-14-77/114 8.8% 20.2% 32.5% 206% 122%

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ダートコース
着度別数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
3-1-1-24/29 10.3% 13.8% 17.2% 106% 38%

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リオンディーズ産駒馬のまとめ

芝コース

・東京1800m◎。直線長いコース○。
・1800m◎。幅広く距離適性をカバーしているが、1200~1800mで狙い。
・良馬場と重馬場○。3枠、4枠、6枠○。
・新馬戦は勝率がやや低めだが、回収値高く、狙い目。

ダートコース

・中京1400m、東京1400m○。
・1400m○。1200m▲。1000mは2、3着で妙味あり。
・3枠、4枠○。重、不良馬場▲。
・新馬戦は単勝のみ妙味あり。

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