ジャパンカップ2018 最終追い切り

11月25日(日) 東京芝2400m
ジャパンカップ2018の出走馬の追い切りに関する記事です。

出走予定注目馬

アーモンドアイ 追い切り評価:A

★この馬の追い切り傾向★
普段は馬なり主体の調教で、一週前追い切りと最終追い切りに併せ馬で追い切りをされています。
最終追い切りは比較的負荷をかけて、好時計を叩き出しているので、最終追い切りの時計と終いの伸びは要チェックです。
レースごとに力をつけていて、追い切りでも軸は安定し、反応も良くなっています。

新馬戦の1400mは短かったですが、1600m以上は絶好の動きを見せて5連勝し、牝馬三冠を見事達成しました。
長距離にも対応でき、馬場状態も苦にしない点は好材料で、今走の2400mにも十分対応可能でしょう。
近走の充実度からも万全な仕上がりなら最有力候補ですね。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:秋華賞(1着)
10/10 美坂良 馬なり
49.7 37.0 24.7 12.5

最終追い切りではルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた500万クラスのミッキークロスを1.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ
11/21 美南W良 馬なり
83.9 67.8 53.0 38.7 12.4 [8]

強めに追われた1600万クラスのウォリアーズクロスと併せて、内を0.4秒追走して1.0秒先着しました。
一週前追い切りに続いて最終追い切りもルメール騎手が騎乗して感覚を確かめております。
軽めに流した程度ですが、格下の併走馬を大きく突き放し、ラストも抜群の伸び脚で12.4秒の好時計をマークしています。
しっかり加速ラップを刻んでおり、仕上がりは万全と考えて良いでしょう。
勝ったレースはどれも1馬身以上差をつける危なげない勝利で、今回の実力馬相手でも能力は間違いなく上位クラスでしょう。
初の古馬相手となりますが、斤量は53kgで出走できるのもプラス材料で、ひと叩きして万全の態勢が整った今回も期待大ですね。


ガンコ 追い切り評価:B

★この馬の追い切り傾向★
脚に負担をかけないようプール調教を併用して丹念に乗り込んでいます。
一週前追い切りと最終追い切りは基本強めに追われており、ここでの動きが本番でも反映されているので攻めの調教は重要なポイントになります。
折り合いはスムーズで好時計を叩き出すようなら軽視禁物です。

芝長距離に転向後は初戦から4戦連続3着以内という活躍で、距離適性も問題ないですがレース毎に力もつけています。
ここ3戦は好走できていませんが、天皇賞春では使い詰めが影響し、前々走のオールカマーでは休養明けが原因で、前走も出負けが大きな敗因でしょう。
展開によって大きく左右されてしまう点は難しいところですし、今走はレベルも上がりますので、2戦叩いてどこまで状態が良くなっているかが重要なポイントになってきそうですね。
攻めの調教で硬さなく軽やかに動けていれば改めて期待したい一頭です。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(6着)
10/31 栗坂良 馬なり
52.1 38.0 24.8 12.5

最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ
11/21 栗坂良 馬なり
53.0 38.6 25.1 12.7

最終追い切りは藤懸騎手が騎乗しています。
前走時と比べると時計は出ていませんが、動きとしては相変わらず悪くない。
ただ、前走は出遅れが影響して良いポジションにつけれなかったですが、直線の伸びは上位馬には劣ってましたね。
今回も抜群に良い動きをしていたわけではないので、強くは推せない一頭です。


ノーブルマーズ 追い切り評価:B+

★この馬の追い切り傾向★
連闘が続いているため、プール調教や馬なり調教が多いですが、重賞でもそれなりの結果は出ているため追い不足でも軽視は禁物です。
軽快なフットワークで動きもスムーズなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
3着以内に入れていない時の追い切り傾向としては、一週前追い切りに強めの調教をしていて、最終追い切りで軽めに調整されている場合で、過去6戦中馬券に絡めているのは1回のみ。

前走も一週前追い切りに一杯に追われ、結果は9着に終わっており、一週前追い切りで攻めの調教をしている時は、好走率が下がるので注意しましょう。
前走は休み明け一発目ということもありましたが、若干太め残りだったのも敗因の一つでしょう。
ひと叩きした今走は状態が上向いてくるはずなので、調教時の動きは要チェックです。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(9着)
10/31 栗坂良 一杯
55.4 40.7 26.8 13.6

最終追い切りは高倉騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ
11/21 栗坂良 一杯
54.2 39.7 25.8 12.8

最終追い切りは普段通り高倉騎手が騎乗しています。
間隔が短いため最終追い切りで2回目の調教となりますが、折り合いはスムーズで追われた反応も良好。
アルゼンチン共和国杯を使った分、馬体も良く映りますし仕上がりは順調でしょう。
東京コースは実績もありますので、ひと叩きした今走は変わり身に注意ですね。


キセキ 追い切り評価:A

★この馬の追い切り傾向★
最終追い切りは強めの調教で併せ馬という内容が多いですが、帰国後なかなか結果を残せていない2戦は単走で仕上げられており、調教時の時計は出すも本番では全く伸びず。
好走時は最終追い切りに併せ馬で気合い付けをしており、遅れをとっても実戦でしっかり結果を残しているので、最終は併せ馬でやれている方が良いようですね。
ただ、前々走と前走は最終追い切りでは単走で調教され、好時計をマークしたここ2戦は実力馬相手に3着という実績を残しています。

折り合いもスムーズで馬体もキッチリ仕上がった状態ならば軽視は禁物です。
香港遠征後は不振が続いていてましたが、毎日王冠から復調気配を感じ、2戦連続3着とレース毎に良化が見られるので、ジャパンカップでも折り合いがつけば好走できると考えています。
確実に力はつけているので、仕上がり万全なら一発注意です。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:天皇賞秋(3着)
10/24 栗CW良 一杯
67.5 51.7 37.9 11.5 [9]

今回の最終追い切り:ジャパンカップ
11/21 栗CW良 強め
84.4 66.9 52.0 38.7 12.0 [9]

連闘が続きますが、坂路コースで入念に調整されており、最終追い切りで12回目の調教と疲れは皆無ですね。
最終追い切りは終い重点に追われ、ラストは12.0秒の好時計を叩き出しています。
行きっぷりは良好ですし、しっかり折り合いもついていて、かなり良い状態で仕上がっています。
近走のレースからもわかるように、昨年よりもパワーアップしており、今回も自分の力が出せれば可能性十分でしょう。


スワーヴリチャード 追い切り評価:B+

★この馬の追い切り傾向★
この馬は一週前追い切りに終い重点に追い、最終追い切りで馬なり調教をしております。
一週前追い切りでは時計を出す調教をしていて、その動きが本番でも反映されるので、一週前追い切りの動きは重要なポイントとなります。
毎回仕上がりは良好で、ラストも11秒台の脚が使えていれば仕上がりは順調と見て良さそうです。

3着以内に入れなかった皐月賞と有馬記念ですが、まだ若さもあり右回りのコースにうまく対応できなかったのが敗因と言えるでしょう。
近走はさらにパワーアップしており、もたれる面も解消され右回りの大阪杯を快勝!
手前もスムーズに替えることができ、これで中距離戦での死角はなくなったと考えています。
前走はスタートと勝負所で接触してしまい、思ったよりも伸びませんでしたが、今走も得意の左回りコースなので、仕上がり万全なら改めて期待したい一頭です。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:天皇賞秋(10着)
10/24 栗CW良 馬なり
98.3 82.3 66.8 51.8 38.4 11.9 [9]

強めに追われた2歳未勝利馬のアルテヴェルトと併せて、外を追走してクビ差遅れました。
最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ
11/21 栗CW良 馬なり
85.4 68.4 53.2 39.2 12.7 [4]

馬なりに追われた1000万クラスのダイシンカローリと併せて、外を0.3秒追走してアタマ差先着しました。
一週前追い切りに続いて最終追い切りでもM.デムーロ騎手が実際に騎乗しています。
軽めに流した程度でしたが、道中はしっかり脚を伸ばして折り合いもスムーズです。
ラストも良い伸び脚を見せており、引き続き仕上がりは良好でしょう。
前走は出遅れで最後方からのレースになってしまい、直線も反応はいまいちでしたね。
久々ということもあったのか仕上がりの良かった前走が10着だったのは気になりますが、過去の実績からも能力は高い馬なので軽視は禁物です。


サトノダイヤモンド 追い切り評価:A

★この馬の追い切り傾向★
一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われ、間隔が空いている時は4週前追い切りから一杯に調教されています。
基本的に水曜日、木曜日追いは強めの調教で、併せ馬で実戦を意識した調教です。
併走馬には遅れることもありますが、最終追い切りには仕上げてくるので、いつも通り重心の低い走りを見せているなら仕上がりは良好と考えて良さそうです。

帰国後不振が続きますが、レースごとに状態は良化しており、3戦走ってレース感覚も戻ってきてきました。
じっくり休養を挟んで仕上がった前走の京都大賞典では、休養明け初戦から圧巻のレースを披露しています。
ついに完全復活か秋競馬はいいスタートを切れたので、好状態が続いていればジャパンカップでも楽しみな一頭ですね。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:京都大賞典(1着)
10/4 栗CW良 強め
85.5 67.9 52.8 38.9 11.3 [7]

馬なりに追われた1600万クラスのソーグリッタリングと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。
最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ
11/21 栗CW良 一杯
53.2 37.8 11.4 [5]

一杯に追われた1000万クラスのトゥザクラウンと併せて、内を0.4秒追走して0.5秒先着しました。
4週続けて終い11秒台の好時計で、最終追い切りは11.4秒の猛時計を叩き出しています。
短めに追われましたが追われた反応も抜群で仕上がりは万全と見て良いでしょう。
前走に続いて高いレベルで状態が維持できていますので、叩いた今走も楽しみな一頭です。


シュヴァルグラン 追い切り評価:B

★この馬の追い切り傾向★
間隔が空いている時は3週間前ほど前から強めの調教を開始。
日曜追いも含めビッシリ追うことが多く、攻め量は多いのが通常です。
攻め動くタイプではないですが、最終追い切りでキレの悪かった宝塚記念や大阪杯では動けてなかった。
追うごとに良化していく馬で、一週前追い切りは長めに追って時計を出す調教をしているので、一週前追い切りの動きには要チェックです。

最終追い切りは普段一杯に追われ、併走馬にしっかり先着しているようならデキは良好と見て良いでしょう。
前走の京都大賞典では最終追い切りで格下の併走馬に遅れをとったように、本番でも甘さがでたか伸び脚も先頭集団に見劣っていましたので、調教で併せ馬に遅れをとるようなら注意が必要ですね。
能力はある馬なので、ひと叩きした変わり身に期待したい。

★追い切り傾向比較★
前走時の一週前追い切り:京都大賞典(4着)
10/4 栗坂良 一杯
53.9 39.0 25.2 12.6

強めに追われた1600万クラスのユーキャンスマイルと併せて、0.6秒追走してアタマ差遅れました。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ
11/21 栗坂良 一杯
54.0 38.6 25.2 12.8

強めに追われた2歳未勝利馬のアドマイヤコーストと併せて0.6秒追走同入しました。
一週前追い切りに続いて最終追い切りでもC.デムーロ騎手が実際に騎乗しています。
最終追い切りは普段通り坂路コースでの調教ができていますが、追われた反応は少し物足りなかったです。
一週前追い切りも格下の併走馬に手応えは見劣りましたので、地力の高さは上位ですが軸で勝負するには怖い一頭ですね。

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★過去の結果★
9月15日(土)阪神9Rカテドラル1着
9月16日(日)中山11Rヒラボクラターシュ1着
9月17日(月)阪神6Rクリソベリル1着
9月22日(土)中山5Rルガールカルム1着
9月23日(日)阪神9Rサンラモンバレー8着
9月29日(土)阪神5Rサトノルークス2着
9月30日(日)中山4Rフィルムフェスト1着
10月6日(土)東京9Rブラックプラチナム2着
10月7日(日)東京10Rシヴァージ2着
10月8日(月)京都10Rソーグリッタリング1着
10月13日(土)東京1Rチャーチスクエア3着
10月14日(日)東京4Rラストヌードル1着
10月20日(土)京都4Rゴルトマイスター1着
10月21日(日)京都9Rアシュリン1着
10月27日(土)東京5Rレディマクベス1着
10月28日(日)東京5Rルヴォルグ1着
11月3日(土)京都6Rシンゼンブースター1着
11月4日(日)京都4Rサヴォワールエメ1着
11月10日(土)東京6Rカヌメラビーチ1着
11月11日(日)京都5Rペルクナス1着
11月17日(土)東京9Rゴライアス3着
11月18日(日)京都1Rトーセンアミ2着

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