ハーツクライ産駒の特徴と傾向!得意の距離やコース、馬場状態、血統
2001年、千歳市で生まれ、現役時はディープインパクトに勝利した有馬記念と、ドバイシーマクラシックといったG1を2勝しました。
種牡馬としては、G1を4勝したリスグラシューを筆頭に、ドバイデューティフリーなどを勝利したジャスタウェイ、ジャパンカップを制したシュヴァルグランなどを輩出しています。
2020年で種牡馬を引退しており、2021年産が最終世代になります。
今回は、そんなハーツクライの現役時代、及び種牡馬としての情報をまとめていきたいと思います。
ハーツクライの基本情報
特徴
2008年度産が初年度産駒となります。現役時は19戦すべて芝で出走し、主に2000~2500mを使われてきました。比較的長めの距離が得意で、晩成傾向にありました。
血統情報
父サンデーサイレンス、母アイリッシュダンスという血統で、母父トニービンという血統構成です。
父サンデーサイレンスはアメリカ産馬で、アメリカのクラシック二冠を含むG1を6勝という成績で、日本に種牡馬として輸入後は、日本の生産界を一変させる種牡馬成績をおさめました。
母アイリッシュダンスは現役時、G3新潟大賞典、G3新潟記念といった、芝の重賞を2勝挙げています。
★ハーツクライ血統表★
サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | ||
Wishing Well | Understanding | |
Mountain Flower | ||
アイリッシュダンス | トニービン | Kampala |
Severn Bridge | ||
ビユーパーダンス | Lyphard | |
My Bupers |
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競走成績
19戦5勝
2004年1月、京都芝2000mの新馬戦でデビューし、単勝オッズ1.7倍の圧倒的支持に応え、見事勝利しました。
G3きさらぎ賞3着を経て挑んだ、G1皐月賞トライアルとなるオープン競走の若葉ステークスを勝利し、皐月賞に挑みました。
しかし、皐月賞では後方から脚を伸ばせず、14着に敗れ、その次に挑んだG2京都新聞杯は、後方から脚を伸ばすことができ、見事重賞初制覇を飾りました。
勢いそのままに、G1日本ダービーへ挑戦し、後方から脚を伸ばしましたが、上がり最速の脚を使いながらも、勝ち馬には届かず、2着に敗れました。
その後は、重賞、G1を使われるも、なかなか勝ち切れず、2005年のG1ジャパンカップでは、当時のレコードタイム2.22.1で走りながらも、ハナ差2着で、すっかり善戦マンの印象がついていました。
ただ、ここでの好走が契機になったのか、次走G1有馬記念は、その年の三冠馬ディープインパクトが出走し、人気を集めながら、これまでの追い込み脚質から一転し、先行策をとり、ディープインパクトの末脚を封じ、とうとうG1初制覇を飾りました。
翌年、G1ドバイシーマクラシックに出走し、勝利すると、イギリスへ遠征し、G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスへ出走も、惜しくも3着となりました。
この後、喉鳴りを発症し、G1ジャパンカップへ出走し、ディープインパクトとの再戦を果たしたものの、見せ場なく10着に敗れ、このレースで引退しました。
主な重賞勝利
主なG1:
有馬記念(2005年)
ドバイシーマクラシック(2006年)
代表産駒
リスグラシュー(コックスプレート、有馬記念を含むG1 4勝)
ジャスタウェイ(天皇賞・秋、ドバイディーディフリーを含むG1 3勝)
シュヴァルグラン(ジャパンカップ)
スワーヴリチャード(大阪杯、ジャパンカップ)
ハーツクライ産駒馬の特徴
特徴
ハーツクライ自身が芝馬だったように、芝での出走回数が、ダートの倍以上で、成績も芝の方が良いものとなっています。基本的には芝>ダートと考えて良いでしょう。
ただし、ダートでも重賞勝ち馬を出していますし、通算成績もダートが著しく劣るということはないので、母方の血統次第といえます。
また、能力で2歳から活躍する馬も出ますが、4歳馬の成績が良く、晩成傾向にある産駒を出しやすい種牡馬といえるでしょう。
◆通算成績(~2021.9)
通算成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|
芝 | 725-712-723-5709/7869 | 9.2% | 18.3% | 27.4% |
ダート | 292-311-259-2574/3436 | 8.5% | 17.5% | 25.1% |
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◆コース・距離別成績【芝コース】(~2021.9)
開催場、距離
勝率上位2位はいずれも特殊コースであり、東京芝3400mはG3ダイヤモンドステークスしか施行されておらず、3勝はすべてフェイムゲームによるものでした。
とはいえ、全体的に言えるのは、2400m以上の中長距離での活躍が多くみられ、スタミナに秀でている種牡馬ということがわかります。
直線の長短や、坂の有無にかかわらず、長めの距離にハーツクライ産駒が出走してきたら、ぜひ狙いたいところです。
ただ、新潟芝外回り1600mが単勝回収率で上位であるように、一概にスタミナだけの種牡馬とは言えません。
回収率的には東京芝2500mが、単勝複勝ともによく、他では、新潟芝2400m、小倉芝2600mあたりが狙い目となりそうです。
◎勝率上位の10コース
開催場、距離 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
東京・芝3400 | 3-1-2-6/12 | 25.0% | 33.3% | 50.0% | 77% | 82% |
東京・芝2300 | 3-3-2-7/15 | 20.0% | 40.0% | 53.3% | 66% | 64% |
札幌・芝2600 | 10-5-11-38/64 | 15.6% | 23.4% | 40.6% | 75% | 100% |
新潟・芝1600外 | 22-10-9-117/158 | 13.9% | 20.3% | 25.9% | 128% | 78% |
東京・芝2500 | 4-2-1-22/29 | 13.8% | 20.7% | 24.1% | 103% | 175% |
京都・芝2000 | 33-18-24-171/246 | 13.4% | 20.7% | 30.5% | 126% | 77% |
小倉・芝2600 | 7-3-9-35/54 | 13.0% | 18.5% | 35.2% | 106% | 93% |
京都・芝2400外 | 11-8-8-65/92 | 12.0% | 20.7% | 29.3% | 64% | 56% |
新潟・芝2400 | 5-4-2-31/42 | 11.9% | 21.4% | 26.2% | 128% | 96% |
函館・芝2600 | 6-5-5-35/51 | 11.8% | 21.6% | 31.4% | 78% | 78% |
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距離
明らかに1600m以上の距離での出走が多く、距離別に見ても、1200m以下の成績は、そこまで目立つものではありませんが、複勝回収率だと、意外とそこまで悪いものではありません。
スタミナ型種牡馬ではありますが、1600~2000mのレースがそもそも多いため、2000mより長い距離の出走回数は少なめではあります。
ただし、一番成績が良いのは2400mであり、複勝率ならば2500m以上の距離と、やはりスタミナ型、中長距離型種牡馬であることがわかります。
そもそもが優良種牡馬で、スプリント戦でなければ、どのレースも成績が良いですが、長めの距離を使われやすいせいか、意外と距離短縮の成績が悪くない特徴もあります。
距離 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m | 2-3-2-24/31 | 6.5% | 16.1% | 22.6% | 33% | 89% |
1200m | 36-44-51-396/527 | 6.8% | 15.2% | 24.9% | 54% | 85% |
1400m | 44-46-49-374/513 | 8.6% | 17.5% | 27.1% | 69% | 86% |
1600m | 134-105-114-1025/1378 | 9.7% | 17.3% | 25.6% | 71% | 69% |
1800m | 169-158-164-1304/1795 | 9.4% | 18.2% | 27.4% | 62% | 76% |
2000m | 210-218-197-1562/2187 | 9.6% | 19.6% | 28.6% | 73% | 75% |
2200m | 32-46-55-366/499 | 6.4% | 15.6% | 26.7% | 57% | 81% |
2400m | 48-44-35-309/436 | 11.0% | 21.1% | 29.1% | 90% | 66% |
2500m~ | 41-36-46-299/422 | 9.7% | 18.2% | 29.1% | 61% | 91% |
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◆コース・距離別成績【ダートコース】(~2021.9)
開催場、距離
芝では中長距離が多数を占めましたが、ことダートにおいては、勝率1、2位が福島と函館の短距離レースが挙がりました。
ただ、レース数のわりには出走回数が少なく、ローカル開催ということもあるので、なかなか出走馬にありつけないと思われ、出てきた時の一発狙いとしては面白いでしょう。
出走頭数を考えれば、やはりどのコースも1600m以上の距離が主流になります。
なかでも、出走頭数も多ければ、回収率も高い、中山ダート1800mが得意コースといえそうです。
その他では、函館ダート1700m、札幌ダート1700mといったところが得意というところで、夏競馬の味方になってくれそうな成績を挙げています。
◎勝率上位の10コース
開催場、距離 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
福島・ダ1150 | 6-2-1-22/31 | 19.4% | 25.8% | 29.0% | 73% | 48% |
函館・ダ1000 | 2-0-2-8/12 | 16.7% | 16.7% | 33.3% | 77% | 81% |
函館・ダ1700 | 14-12-6-59/91 | 15.4% | 28.6% | 35.2% | 93% | 112% |
札幌・ダ1700 | 15-11-9-68/103 | 14.6% | 25.2% | 34.0% | 93% | 90% |
中京・ダ1900 | 9-6-5-53/73 | 12.3% | 20.5% | 27.4% | 65% | 59% |
中京・ダ1200 | 5-3-4-31/43 | 11.6% | 18.6% | 27.9% | 64% | 80% |
中山・ダ1800 | 38-26-29-272/365 | 10.4% | 17.5% | 25.5% | 108% | 84% |
中山・ダ2400 | 3-2-1-24/30 | 10.0% | 16.7% | 20.0% | 86% | 65% |
中京・ダ1800 | 17-10-16-136/179 | 9.5% | 15.1% | 24.0% | 73% | 63% |
新潟・ダ1800 | 21-23-19-162/225 | 9.3% | 19.6% | 28.0% | 66% | 64% |
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距離
ダートにおいては、距離が伸びれば伸びるほど成績が良く、1600m以上の距離で活躍馬を出しやすい傾向にあります。
相性が良いのは、前述された函館ダート1700m、札幌ダート1700mのように、1700mの距離での成績が良いといえます。
また、勝率でいえば1900mも良く、1900mが施行されているコースは、京都と中京がありますが、前述の項目でいえば、中京ダート1900mの方が狙い目といえます。
回収率でいえば、2000m以上の距離が単勝回収率では高いといえます。
開催場の項目では上がりませんでしたが、最少レース機会数を取り除けば、2400m以上のコースが上位3位を占めるもので、やはり、ダートでも長距離戦に強いといえるでしょう。
距離 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m | 2-4-6-24/36 | 5.6% | 16.7% | 33.3% | 25% | 74% |
1200m | 22-37-26-264/349 | 6.3% | 16.9% | 24.4% | 43% | 61% |
1400m | 31-45-42-371/489 | 6.3% | 15.5% | 24.1% | 51% | 78% |
1600m | 16-19-19-160/214 | 7.5% | 16.4% | 25.2% | 64% | 82% |
1700m | 53-52-33-354/492 | 10.8% | 21.3% | 28.0% | 67% | 81% |
1800m | 124-114-108-1031/1377 | 9.0% | 17.3% | 25.1% | 69% | 70% |
1900m | 14-12-8-101/135 | 10.4% | 19.3% | 25.2% | 53% | 57% |
2000m~ | 24-25-16-225/290 | 8.3% | 16.9% | 22.4% | 116% | 73% |
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◆枠番傾向(~2021.9)
全体
比較的外枠に入った時の成績が悪く、加えて3枠の成績も良くありません。
ただ、出走頭数の関係もあるので、大きく割り引かなくても良い材料といえるでしょう。
枠番 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 107-103-91-856/1157 | 9.2% | 18.2% | 26.0% | 82% | 68% |
2枠 | 116-107-116-897/1236 | 9.4% | 18.0% | 27.4% | 69% | 80% |
3枠 | 115-132-120-995/1362 | 8.4% | 18.1% | 26.9% | 55% | 71% |
4枠 | 131-138-133-1014/1416 | 9.3% | 19.0% | 28.4% | 78% | 83% |
5枠 | 138-121-125-1085/1469 | 9.4% | 17.6% | 26.1% | 70% | 70% |
6枠 | 137-143-138-1097/1515 | 9.0% | 18.5% | 27.6% | 69% | 80% |
7枠 | 149-165-129-1255/1698 | 8.8% | 18.5% | 26.1% | 56% | 76% |
8枠 | 153-143-152-1299/1747 | 8.8% | 16.9% | 25.6% | 63% | 71% |
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芝コース
出走頭数の関係もありますが、1~5枠の成績が良く、もまれ強い産駒が生まれやすいといえるでしょう。
枠番 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 76-69-68-585/798 | 9.5% | 18.2% | 26.7% | 85% | 71% |
2枠 | 75-70-81-599/825 | 9.1% | 17.6% | 27.4% | 61% | 75% |
3枠 | 91-91-87-651/920 | 9.9% | 19.8% | 29.2% | 65% | 79% |
4枠 | 86-93-91-660/930 | 9.2% | 19.2% | 29.0% | 74% | 79% |
5枠 | 102-81-91-712/986 | 10.3% | 18.6% | 27.8% | 79% | 75% |
6枠 | 86-101-98-741/1026 | 8.4% | 18.2% | 27.8% | 67% | 82% |
7枠 | 102-105-94-864/1165 | 8.8% | 17.8% | 25.8% | 55% | 77% |
8枠 | 107-102-113-897/1219 | 8.8% | 17.1% | 26.4% | 65% | 74% |
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ダートコース
内枠か外枠かで分けるならば、内枠の方が良い成績で、3枠や5枠の成績が悪いといえます。
枠番 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 30-34-20-251/335 | 9.0% | 19.1% | 25.1% | 79% | 62% |
2枠 | 37-31-33-283/384 | 9.6% | 17.7% | 26.3% | 87% | 90% |
3枠 | 22-38-33-319/412 | 5.3% | 14.6% | 22.6% | 36% | 56% |
4枠 | 40-41-40-318/439 | 9.1% | 18.5% | 27.6% | 89% | 93% |
5枠 | 35-36-33-342/446 | 7.8% | 15.9% | 23.3% | 56% | 62% |
6枠 | 45-38-35-326/444 | 10.1% | 18.7% | 26.6% | 69% | 76% |
7枠 | 40-56-31-357/484 | 8.3% | 19.8% | 26.2% | 52% | 70% |
8枠 | 43-37-34-378/492 | 8.7% | 16.3% | 23.2% | 61% | 65% |
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◆馬場適性(良、稍重、重、不良)(~2021.9)
芝コース
基本的には、産駒は馬場を問わず、走ることが多いといえます。
不良馬場は、勝率、連対率、単勝回収値こそ低いですが、複勝回収率は高いので、人気薄でも妙味があるといえます。
馬場状態 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
芝・ 良 | 561-585-569-4514/6229 | 9.0% | 18.4% | 27.5% | 67% | 78% |
芝・稍重 | 118-90-107-802/1117 | 10.6% | 18.6% | 28.2% | 70% | 72% |
芝・ 重 | 36-29-37-297/399 | 9.0% | 16.3% | 25.6% | 81% | 69% |
芝・不良 | 10-8-10-96/124 | 8.1% | 14.5% | 22.6% | 55% | 91% |
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ダートコース
他の馬場に比べ、稍重での回収値や勝率、連対率が低くなっております。
重馬場での成績が良いですが、不良馬場まで行くと、回収率はともかく、率は下がるので気をつけましょう。
馬場状態 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダ・ 良 | 176-182-146-1549/2053 | 8.6% | 17.4% | 24.5% | 75% | 73% |
ダ・稍重 | 58-72-64-564/758 | 7.7% | 17.2% | 25.6% | 44% | 62% |
ダ・ 重 | 38-46-29-288/401 | 9.5% | 20.9% | 28.2% | 56% | 81% |
ダ・不良 | 20-11-20-173/224 | 8.9% | 13.8% | 22.8% | 71% | 84% |
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◆血統相性(~2021.9)
勝ち馬1位がブライアンズタイム、8位にシンボリクリスエスがあり、総じてロベルト系との相性が良いといえ、シンボリクリスエスは回収値も高いです。
また、フレンチデピュティ、クロフネが2位、3位にあるということで、デピュティミニスター系も相性が良いといえますが、クロフネ産駒は回収値が低く、妙味が少ないといえます。
他には、Unbridled’s Songの率が全体的に高く、回収値、中でも単勝回収値が高く、一番相性の良い母父で、おすすめといえます。
ミスタープロスペクター系、特に細分化し、キングマンボ系との相性も良いですが、Kingmanboそのものとはそれほど回収値が良くないので、キングカメハメハとならばというところでしょう。
母父馬系統 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブライアンズタイム | 42-53-38-368/501 | 8.4% | 19.0% | 26.5% | 64% | 77% |
フレンチデピュティ | 39-37-41-283/400 | 9.8% | 19.0% | 29.3% | 83% | 80% |
クロフネ | 37-31-38-329/435 | 8.5% | 15.6% | 24.4% | 45% | 57% |
サクラバクシンオー | 31-29-16-176/252 | 12.3% | 23.8% | 30.2% | 62% | 76% |
Unbridled’s Song | 28-23-17-115/183 | 15.3% | 27.9% | 37.2% | 152% | 88% |
キングカメハメハ | 26-29-29-156/240 | 10.8% | 22.9% | 35.0% | 94% | 101% |
Kingmambo | 23-16-24-233/296 | 7.8% | 13.2% | 21.3% | 51% | 56% |
シンボリクリスエス | 23-15-16-129/183 | 12.6% | 20.8% | 29.5% | 102% | 71% |
Seeking the Gold | 18-20-20-87/145 | 12.4% | 26.2% | 40.0% | 73% | 112% |
Storm Cat | 18-16-15-164/213 | 8.5% | 16.0% | 23.0% | 58% | 57% |
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◆新馬戦の成績(~2021.9)
圧倒的に芝デビューの馬が多く、率としてもダートより芝での新馬戦成績の方が優秀といえます。
優秀な種牡馬故、芝は新馬戦から人気になることも多く、芝の新馬戦で単勝はそれほどうまみがないといえそうです。
また、芝では連対率が2割越え、連対率が3割越えであるものの、ダートでは連対率が2割を下回り、複勝率が3割を下回り、単勝回収値も低く、ダートではあまり狙いにならないといえるでしょう。
芝コース
着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
86-89-82-530/787 | 10.9% | 22.2% | 32.7% | 65% | 79% |
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ダートコース
着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
9-8-7-65/89 | 10.1% | 19.1% | 27.0% | 48% | 71% |
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ハーツクライ産駒馬のまとめ
芝コース
・基本的にはマイルの距離に適性があり、距離が長ければ長いほど得意。短距離戦は▲。
・コースは問わないが、東京芝2500mは◎。夏競馬の開催地の中長距離レースも○。
・馬場状態は問わず、重、不良も○。もまれ強い産駒が多く、内枠でも○。
・優秀種牡馬だけに、新馬戦からも走るが、妙味は薄い。
ダートコース
・芝と同様、マイル以上の距離が得意。短距離は▲。
・出走頭数は多いが、それでも中山ダート1800mは◎。函館、札幌ダート1700mも○。
・重馬場は○、稍重は▲。内枠は○だが、3枠と5枠は▲。
・ダートでの新馬戦は、芝ほど成績が良くなく、あまり狙いにくい。