オールカマー2018 最終追い切り

9月23日(日) 中山芝2200m
オールカマー2018の出走馬の追い切りに関する記事です。

出走予定注目馬

アルアイン 追い切り評価:A

★この馬の追い切り傾向★
基本的に二週前追い切りからは併せ馬で、二週前追い切り、一週前追い切りは攻めの調教をして、最終追い切りは馬なり調教をする形が多いです。
菊花賞では距離が長かったのもありますが、最終追い切りも強めに追われており、土曜日にも追われていましたから、状態は万全ではなかったのではないかと思ってます。

馬券圏内に入れなかったレースでは、ダービー以外は最終追い切りに強めの調教を行っており、今走も最終追い切りの動きには要注意ですね。
攻め駆けするタイプの馬なので、調教では好時計を出しており、終いも11秒台のタイムなら仕上がりは良好と考えて良さそうです。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:QE2世C(5着)
4/18 栗CW不 一杯
83.5 67.4 52.5 38.4 11.8 [8]

不良馬場でもラスト11秒台の脚を使えているのは評価できる。
折り合いもついており仕上がりは順調そうです。
今回が初遠征となるので、その辺りが鍵となってくる。

今回の最終追い切り:オールカマー
9/19 栗坂良 強め
52.4 38.3 24.7 12.2

北村友一騎手が騎乗して、強目に追われた1000万クラスのシルバーポジーに0.5秒追走同入しました。
2週続けて強目に追われ、好時計を出しています。
最終追い切りはしっかり同入に持ち込み、追われてからの反応も良好。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良さそうです。


エアアンセム 追い切り評価:A

★この馬の追い切り傾向★
休養明けでは乗り込み量は多く、大体一週前追い切りと最終追い切りで強めの調教が行われています。
また、間隔が短い時は最終追い切りで強めに追う傾向があります。
調教では毎回仕上がりは良好で、近走の安定感からもデキ落ちはなさそうですね。

併走馬に大きく遅れるようなことがあれば、注意した方が良いですが、加速ラップを刻んでいて終いも12秒台の脚を使えていれば心配はないでしょう。
調教をというよりは、馬場状態で影響を受けるので、良馬場なら押さえておきたいですね。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:函館記念(1着)
7/11 函館芝稍 馬なり
68.7 52.1 38.0 12.0 [7]

最終追い切りも藤岡佑介騎手が騎乗。
軽めの調教でしたが、軽快な動きで終いの伸びも良好です。
仕上がりは万全でしょう。

今回の最終追い切り:オールカマー
9/20 栗坂稍 強め
53.1 38.3 24.7 12.2

普段通り最終追い切りは強目に追われています。
ハロー掛け直後の馬場でしたが、最終追い切りは追われてからの反応も良好で終い12秒台の好時計をマーク。
しっかり折り合いもついており、仕上がりは良好です。


ガンコ 追い切り評価:A

★この馬の追い切り傾向★
プール調教を併用しながらも一週前追い切りと最終追い切りでは強めの調教をします。
この馬の場合、プール調教だからと言って脚に不安があるわけではないので、特に気にする必要はないでしょう。
天皇賞春では相手が強かったのもありますが、愛宕特別から使い続けて疲労も残っていた様子。

万全のデキだった日経賞では一週前追い切りにベストに近いタイムを叩き出し、重賞勝ち馬を押さえての快勝。
レースごとに力をつけており、G2クラスであれば十分通用しますので、攻めの調教をする一週前追い切りと最終追い切りの動きには注意ですね。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:天皇賞春(14着)
4/25 栗坂不 馬なり
54.4 39.2 25.1 12.3

一週前追い切り同様に、藤岡佑介騎手が騎乗しての調教。
一週前に強目に追われたため、最終追い切りは軽めの調教でしたが、不良馬場でも12秒台の好時計をマークし、仕上がりは良好です。

今回の最終追い切り:オールカマー
9/19 栗坂良 一杯
52.6 38.0 24.4 12.0

一週前追い切りに続いて最終追い切りも藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われると抜群の伸び脚を見せ、力強い脚さばきで坂を駆け上がってます。
今走は入念に乗り込まれ、前走時よりもデキは良好。
しっかり折り合いもついており、仕上がりは万全と見て良いでしょう。


ゴールドアクター 追い切り評価:B

★この馬の追い切り傾向★
傾向としては、一週前追い切りは強めの調教をしており、最終追い切りは馬なりかゴール前仕掛けです。
また、日経賞、AJCC、大阪杯など、休養明け一発目は成績があまり良くないです。
攻め動くタイプの馬なので、好タイムを叩き出しても驚きはしませんが、ラスト伸びが重要です。

AJCCの時のように79秒台の時計を出していても、ラストは苦しくなっていたので内容としてはイマイチです。
好走時は叩いた上積みもありますが、一週前追い切りでは追われて力強い走りを見せているので、一週前追い切りの動きをチェックするのが良いと思います。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:大阪杯(16着)
3/28 美南W良 キリ

吉田隼人騎手が騎乗して、500万クラスのツインプラネットに追走同入。
霧のため良くわかりませんでしたが、一週前追い切りに良化が見られたのでどうなるか。

今回の最終追い切り:オールカマー
9/19 美南W稍 馬なり
67.6 51.8 37.9 13.1 [5]

馬なりに追われた500万クラスのエンパシと併せて、内を1.3秒追走してクビ差先着しました。
普段通り最終追い切りも吉田隼人騎手が騎乗しており、格下の併走馬にあっさり先着。
ラストに若干遅れたのが気になりますが、チークピーシズを着用して状態は上向いています。
時計はこの馬なりに平凡で、あとは上位馬との能力差がどこまで埋まるか。


ショウナンバッハ 追い切り評価:B

★この馬の追い切り傾向★
馬なり主体での調教ですが、最終追い切りは強めに追われています。
ただ、福島TVOPの時など自己ベストを更新しても、結果には繋がるとは限らないため、時計だけで判断するのは危険です。
調教の動きだけではなく、馬体重や状態面もしっかりチェックしておくのが良いと思います。
また、オールカマーでは6着、5着とそこまで大崩れしていないのが特徴です。
2016年にはAJCCで3着の実績がある実力馬。
中山コースは比較的得意としているので、今走も仕上がり次第では可能性がありそうですね。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:新潟記念(3着)
8/29 美南W良 一杯
53.5 38.9 12.5 [9]

最終追い切りは一杯に追われ、全体時計は平凡でしたが終いの伸び脚は良好。
行きっぷりも良く、仕上がりは順調そうです。

今回の最終追い切り:オールカマー
9/20 美南W良 馬なり
53.4 38.1 12.7 [3]

今走は間隔が短いため、最終追い切りで2回目の調教。
馬なり調教で軽く流した程度ですが、ラストの伸びは悪くない。
デキ落ちは見られませんが、大きく良化した点も特にない。
今走は相手のレベルが上がるため、どこまでやれるか。
ただ、オールカマーでは大崩れもなく、2200mはAJCCで3着の実績もあるため、一発可能性はありそうですね。


ダンビュライト 追い切り評価:B

★この馬の追い切り傾向★
一週前追い切りと最終追い切りでは一杯に調教をしています。
毎回併走馬には遅れを取っておりますが、AJCC(1着)の時でも遅れており、そこまで心配はいらないでしょう。
ただ、能力的にG1では厳しかったため、近走の成績は調教での動きが悪いというものではないと考えています。

今走は間隔も空け馬体も回復してきたので、普段通りの調教で仕上がり万全なら可能性はありそうですね。
中山コースは3戦走って3着、3着、1着と複勝率は100%の成績で、AJCCで2200mを経験しているのもプラス材料です。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:宝塚記念(5着)
6/20 栗坂重 一杯
51.1 37.0 24.4 12.5

時計は優秀だったものの、併走馬には先行遅れ。
一週前追い切りよりも特に良化は見られず、大きな上積みはなさそうですね。

今回の最終追い切り:オールカマー
9/19 栗坂良 一杯
50.2 37.2 24.7 12.7

一杯に追われた2歳500万クラスのジョニーズララバイと併せて、0.2秒先行して0.6秒先着しました。
2週続けて一杯に追われ、最終追い切りでは自己ベストを更新する動き。
ラストは若干遅くなりましたが、格下の併走馬を大きく突き放し、状態は良さそうですね。
今走はしっかり乗り込まれ、気配は良好です。


ブラックバゴ 追い切り評価:B

★この馬の追い切り傾向★
この馬の追い切り傾向としては、帰厩してからもじっくり乗り込んで調整を行う。
外厩の有無にかかわらず、帰厩後も入念な乗り込みを行い6日から10本程度の追い切りを消化する。

5歳になってからは、気性面も落ち着き美浦南Wでの追い切り。
併せ馬には大きく追走しても先着できる傾向で、遅れを取るようなことがあれば状態を疑うべきです。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:函館記念 (10着)
7/11 函館芝稍 強め
63.1 48.8 35.9 11.2 [7]

2週続けて岩田騎手が騎乗して、最終追い切りは攻めの調教です。
時計のでやすい芝コースで追われておりますが、稍重の馬場で終い11.2秒と好時計を叩き出し、このひと追いで状態は上向く。

今回の最終追い切り:オールカマー

9/19 美坂良 馬なり
62.4 46.0 30.3 14.9

一週前追い切りで強目に追われた分、最終追い切りは軽めの調教です。
15-15で入念に調整され、デキは悪くなさそうですね。
一週前追い切りも時計は出していますが、ラストは思ったよりも伸びず、仕上がりとしては平凡でしょう。


ミライヘノツバサ 追い切り評価:A

★この馬の追い切り傾向★
追い切りではプールを挟みながら馬体調整を行うタイプ。
放牧後は太目残りの傾向にあり、間隔がある時はじっくり乗り込んできます。

一週前追い切りでは併せ馬を行い、適度に負荷を掛ける内容で追走しても相手を圧倒する動きを見せるタイプであるため、一週前追い切りでの動きには注目。
現状は、長期離脱の原因となった右前脚の不安が落ち着くかがポイントとなる。

★追い切り傾向比較★
前走時の最終追い切り:日経賞(2着)
3/22 美南W不 馬なり
64.3 50.0 37.5 12.7 [6]

最終追い切りは軽めの調教でも、不良馬場で抜群の伸びを見せる。
自己ベストを大きく更新し、仕上がりは万全です。

今回の最終追い切り:オールカマー
9/19 美坂良 強め
53.1 39.1 25.8 12.6

6月から入念に調教されており、最終追い切りで21回目の調教です。
ここ4週は意欲的な調教ができていて、一週前追い切りでは格下の併走馬を大きく突き放しています。
最終追い切りも折り合いのついた動きで、追われた反応も良好です。
時計も優秀で仕上がりは順調と考えて良さそうです。
今走は約1年半ぶりのレースとなるので、最後まで息が持つかが鍵となってくるでしょう。


レイデオロ 追い切り評価:A

★この馬の追い切り傾向★
藤沢厩舎のため、馬なり中心の調教です。
追われるとしたら最終追い切りの時にゴール前仕掛けをしています。
基本的に一週前追い切りと最終追い切りは、騎手騎乗と併せ馬で実戦を意識した調教をして、心身共に態勢を整える形です。

大体一週前追い切りは併走馬に遅れをとりますが、皐月賞のように最終追い切りで遅れてなければ、特に心配はいらないでしょう。
一週前追い切りや最終追い切りで併せ馬じゃなかったり、普段と違う内容だったら一度確認した方が良いですね。

★追い切り傾向比較★
前走時の国内最終追い切り:ドバイシーマクラシック(4着)
3/15 美坂良 馬なり
54.3 39.3 25.8 12.9

単走の割にはよく動いていますが、時計としては平凡。
折り合いがついている点は評価できる。

今回の最終追い切り:オールカマー
9/19 美坂良 馬なり
60.4 45.1 29.8 14.8

8月後半から入念に乗り込まれ、最終追い切りで14回目の調教です。
最終追い切りは15-15で調整しており、態勢は整ったと考えて良さそうです。
一週前追い切りでは時計は平凡でしたが、ラストは12秒台の好時計を出しており、仕上がりは順調でしょう。
ジャパンカップではキタサンブラックにも先着し、能力は高い馬なので、帰国後一発目でも軽視は禁物です。

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