香港カップ2020予想 注目馬考察・データ分析・追い切り

香港カップ2020の出走予定馬、想定騎手、注目馬考察、データ分析、追い切りなどについての記事になります。

施行日:2020年12月13日(日)
競馬場:シャティン競馬場
距離 :芝右回り2,000m

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☆出走予定馬・想定騎手☆

出走予定馬 想定騎手
スカレティ P.ブドー
ダノンプレミアム W.ビュイック
ウインブライト 松岡 正海
フローレ J.モレイラ
タイムワープ K.ティータン
ダンシーズウィズドラゴン C.ホー
マジカル R.ムーア
ノームコア Z.パートン

☆過去5年データ☆

開催・馬場 着順 馬番 馬名 人気 騎手 性齢 斤量 タイム 着差
2019年
馬場:良
1 1 ウインブライト 1 松岡正海 牡5 57 02:00.5 ステイゴールド
2 7 Magic Wand 3 R.ムーア 牝4 55.5 アタマ Galileo
3 2 Rise High 4 ホー セ5 57 1/2 Myboycharlie
2018年
馬場:良
1 8 グロリアスフォーエバー 4 デソウサ セ4 57 02:01.7 Archipenko
2 9 ディアドラ 1 C.ルメール 牝4 55.5 02:01.9 1 ハービンジャー
3 2 タイムワープ 3 パートン セ5 57 02:01.9 1/4 Archipenko
2017年
馬場:良
1 9 タイムワープ 3 パートン セ4 57 02:01.6 Archipenko
2 4 ワーザー 1 ベリー セ6 57 02:02.0 2 Tavistock
3 2 ネオリアリズム 2 J.モレイラ 牡6 57 1.1/2 ネオユニヴァース
2016年
馬場:良
1 2 モーリス 1 R.ムーア 牡5 57 02:00.9 スクリーンヒーロー
2 8 シークレットウェポン 5 パートン セ6 57 02:01.4 3 Choisir
3 5 ステファノス 3 スミヨン 牡5 57 02:01.4 1/2 ディープインパクト
2015年
馬場:良
1 11 エイシンヒカリ 9 武豊 牡4 57 02:00.6 ディープインパクト
2 14 ヌーヴォレコルト 3 R.ムーア 牝4 55.5 02:00.7 ハーツクライ
3 3 ブレイジングスピード 3 カラン セ6 57 02:00.9 ディラントーマス

堅実なレース傾向!

過去5年では5番人気以降の馬が馬券に絡んだのはたったの2頭のみです。
中でも3番人気が圧倒的で、現在5年連続で3着以内に好走しています。
次いで、1番人気が活躍していて、この2つは過去10年で見ても複勝率は70%を誇るので要注意です。
また、1着ですが、2015年9番人気のエイシンヒカリや2018年4番人気のグロリアスフォーエバーなどが好走していますが、過去10年では、それ以外の8年全て3番人気以内の馬がレースを制しています。
堅実に決まるレース傾向なので、単軸にするにしても、まずは1番人気〜3番人気の馬を中心に狙っていきましょう。

内枠が有利!

スタート直後に第1コーナーがあるので、外枠が不利な傾向があります。
過去10年の成績を見ても1番〜10番の馬がほぼ10割占めていて、それ以外は1回11番の馬が1着になったのみです。
中でもゲート1番の馬が優秀で、過去10年では4勝しています。
複勝率でも1番〜3番の馬が圧倒的で、内枠はかなり強い傾向があります。
外は8番の馬が好成績を残していて、内枠に加えて8番の馬は押さえておきましょう。
まずは、1番、2番、3番、8番の馬に注目です。

逃げ・先行馬に注目!

過去5年で見ると3着以内に好走した15頭中11頭が逃げ・先行馬です。
特に逃げ馬の勝率は高く、2015年のエイシンヒカリ、2017年タイムワープ、2018年グロリアスフォーエバーがレースを制しています。
9番人気のエイシンヒカリが好走していることからも、逃げ馬は人気に関わらず注意が必要です。
直線に上り坂がないので、最初のポジション取りで大きく差がつくのだと思います。
後方からの差しは厳しいので、特に外枠の差し・追込馬は期待しすぎない方が良いでしょう。
逆に、内枠の逃げ・先行馬は要チェックですよ。

☆注目馬考察☆

マジカル

前走G1BCターフでは、先行集団の1頭としてレースを進め、直線に入って必死に追いましたが、逃げた馬をゴール前でかわすのが精いっぱいの2着でした。

能力や実績は断然といってもいい、A.オブライエン厩舎の一頭ではありますが、前走は4コーナー手前からおっつけて、伸びたのが直線半ば過ぎからでした。

5歳牝馬ですが、相当ずぶいのでしょう。

直線が短いコースだったのも影響したのかもしれませんが、それが影響するのであれば、今回のコース替わりはいいといえます。

ただ、イギリスからアメリカに行き、香港という遠征続きの競馬で、本来の力を発揮できるでしょうか。

強い馬ですが、疑いつつ対峙したほうが良いでしょう。


ダノンプレミアム

前走G1天皇賞・秋では、スタートから果敢に先行してレースを引っ張り、直線に入っても先頭でいましたが、最後は粘りを欠き、4着でした。

今年の春に豪・ランドウィック競馬場で行われたクイーンエリザベスステークスで3着があり、遠征は問題ないといえるでしょう。

その遠征の際も、不得意な渋った馬場での3着なので、好走したと考えていいと思います。

間隔があいたほうが良いタイプで、今回の間隔は短いほうといえます。

その点が問題なく、良馬場ならば、チャンスはあるでしょう。


フローレ

前走香G2ジョッキークラブカップでは、3番手からの競馬で、4コーナーでこじ開けて直線は馬場の真ん中を走り、突き抜けて勝利しました。

正直、前走の4コーナーのさばき方は褒められたものではありません。

壁になっていた外の馬を押し出してのもので、走行妨害ものといえます。

明らかにこの馬の脚があったので、もう少しキレイに勝ってほしかったものです。

とはいえ、今年に入って実績がついてきた感じはあります。

こういう馬が本番でも好走するパターンは今までもありました。

メンバー的には格下ですが、このレースでの香港勢では、この馬がトップの存在なので、馬券には組み込んでおきたいものです。


ウインブライト

前走G1天皇賞・秋では、5、6番手から競馬をし、そのまま直線に向かいましたが、直線は失速し、10着でした。

前走は蟻洞明けということもありますし、不得意な東京競馬でのレースでしたので、完全なひと叩きだったといってもいいでしょう。

今回は、昨年制圧したシャティン芝2000mの舞台です。

何でもない状態ならば期待したいところですし、おそらく香港マイスター的なところはあるので頑張ってほしいですが、脚元が不安な現状でどこまでやれるでしょうか。

昨年ほどの出来に戻って走ることができれば、今年のメンバーでも連覇の可能性が出てくるでしょう。


ノームコア

前走G1エリザベス女王杯では、スタートから果敢に逃げ、大逃げの形になり、4コーナーを迎えましたが、直線は失速し、16着でした。

強い馬ではありますが、前走の大逃げにより、この距離短縮でもかかってしまうのではないかという懸念があります。

昨年はマイルに出走して4着でしたが、特に遠征自体の影響はなさそうな馬です。

また、8頭立てとはいえ、大外枠を引きました。

前を壁にしにくくなっており、より前走の逃げの影響が気になるところであります。

レースで力むことなく走ることができれば、直線でいい伸びを見せてくれるものと思っています。

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